体験留学報告会


 
カリタスにはいろいろな留学制度が整っていますが、一番ユニークなのは「体験留学制度」でしょう。カリタスの建学の精神―校名である<愛>の精神―の実践として、主にアジア地域での活動について、留学希望者が企画者となって留学内容を提案します。企画書の実現性や可能性などを審査、採用されれば、カリタス学園賛助会より奨学金が給付されます。
昨年は中国での日本語教育に関わる活動、フィリピンの孤児院でのボランティア活動、エジプトの古代遺跡の視察・調査が選ばれ、今年はインドでの日本語教育とボランティア活動、中国での日本語教育が選ばれました。
11/21(月)に「体験留学報告会」が行われ、インドで経験したさまざまな活動が報告され、またとないこの経験が大きな糧となったことがわかりました。また報告会に参加した学生も今まで知らなかったインドの現実に大きな衝撃をうけ、カリタス<愛>の精神に触れたひと時でした。

カンボジア・スタディ・ツアー


カリタス女子短期大学のキリスト教文化部では、「キリスト教人間学」関連のカトリック・アイデンティティーにのっとったボランティア活動やスタディツアーに参加する学生や教職員に対して「ボランティア奨励費」を給付してその活動を奨励しています。

カリタスの留学制度 奨学金による語学留学

 本学では在学中に海外留学を希望している学生を積極的にサポートしています。海外留学は、生の外国語や異文化に触れるだけでなく、さまざまな人との交流や体験によって得られるものがたくさんあります。留学先は、語学留学は協定校を中心に教員と相談、体験留学は本人の企画をもとに決めます。奨学金での留学も充実しており、学生の約2割(留学希望者の半数以上)が奨学金での留学を実現しています。

A 語学留学(奨学金による)

①短期派遣奨学生制度(6名)
1年次春期休暇中の短期留学制度。本学より費用の一部が奨学金として給付されます。
対象は英語・英語圏文化コース4名、仏語・仏語圏文化コース2名。

② 長期派遣奨学生制度(3名
2年次後期より10ヵ月~1年間留学する長期留学制度。カリタス学園賛助会より1年間の授業料及び住居費の一部が奨学金として給付されます。対象は英語・英語圏文化コース2名、仏語・仏語圏文化コース1名。

③ 大学間協定に基づく長期派遣奨学生(2~4名)
 本学はイギリスのチチェスター・カレッジが中心となっている GCN (GlobalCollege Network) の加盟校です。加盟校への留学は1年間の授業料が免除され、本学からは主にチチェスター・カレッジに2~4名が留学しています。全コースの学生対象。

<参考>語学留学 留学協定校(◎)および提携校(☆)
   ◎   聖エリザベス大学(アメリカ)
   ◎   ルイス大学(アメリカ)
   ◎   ジョンソン・カウンティ・コミュニティ・カレッジ(アメリカ)
   ◎   フェリシアン・カレッジ(アメリカ)
   ◎   チチェスター・カレッジ(イギリス)
   ◎   ギルフォード・カレッジ(イギリス)
   ◎   アンジェ・カトリック大学(フランス)
   ◎   GCN(Global College Network)加盟大学
   ☆   ニュー・カレッジ・ノッティンガム(イギリス)
   ☆   アリアンス・フランセーズ(フランス)
   ☆   メリルハースト大学(アメリカ)
   ☆   クイーンズ大学(カナダ)
   ☆   南クイーンズランド大学(オーストラリア )

カリタスの留学制度 体験留学 研修制度

B 体験留学 (3~4名)

 カリタスの建学の精神―校名である<愛>の精神―の実践として、主にアジア地域での活動について、留学希望者が企画者となって留学内容を提案します。企画書の実現性や可能性などを審議、採用されればカリタス学園賛助会より奨学金が給付されます。今まで中国での日本語教育に関わる活動、フィリピンの孤児院でのボランティア活動、エジプトの古代遺跡の視察・調査、インドでの日本語教育・ボランティア活動などの企画が採用されました。

C 研修制度

① 国際ボランティア in カナダ(5名)
本学のルーツである多文化主義の国、カナダで、修道院に宿泊しながら病院での介護補助活動に従事します。医療業務は行いませんので専門知識は不要です。参加者には本学より費用の一部が奨学金として給付され、「国際ボランティア実務士」資格の実習科目ともなっています。

② カンボジア・スタディ・ツアー(3~4名)
本学の学長補佐ボネット教授が主催するかんぼれん(カンボジアの友と連帯する会)によるカンボジア・スタディ・ツアーへ希望者は参加できます。参加者には本学よりボランティア奨励費の給付があります。

③ 英語・フランス語海外研修プログラム(希望者)
海外研修は英語海外研修(夏期にイギリスまたはアメリカ、春期にイギリス、オーストラリア等)と仏語海外研修(春期にフランス)があります。いずれも3週間~5週間程度、ホームステイと大学の集中語学講座で学びます。

エジプト体験留学

 6月21日~8月9日に二回目のエジプト体験留学を終えた仏語・仏語圏文化コースのA.S.さんの報告書から一部をご紹介します。今回、A.S.さんは将来、考古学を学びたいという希望を叶えるためにカイロ大学を訪問。カイロ大学の先生方からアドヴァイスを頂き、そこでご紹介頂いたカイロアメリカン大学を見学。考古学学科への入学手続きの方法などを知り、短大卒業後の道を明確にするという有意義な時間が過ごせたとのこと。大学訪問以外の時間でも遺跡や街の様子からたくさんのことを学べたようです。

☆ ☆ ☆

 大学を訪ね歩く以外のときは、遺跡を見学していた。シナイ半島と、アレキサンドリアの2ヶ所を主に旅行(1人旅行)し、観光した。シナイ半島(カイロ市内からバスで7時間)は、紅海のシャルムエルシェイクのナアマベイ周辺のホテルに4泊し、そこからモーゼの山と聖カトリーヌ修道院に行く現地発着のツアーに参加した(半日)。まず、夜の10時半に出発してご来光を見た後、モーゼの燃える柴等で有名な聖カトリーヌ修道院を見学し楽しんだ。

 シャルムエルシェイクは、ヨーロッパの人がよく利用するリゾート地で、中でも私の宿泊したナアマベイ周辺は高級リゾート地。エジプトとは思えないような物価で驚いたものの、やはり海はきれいで片道7時間掛けても来て良かったと思わせるだけの景色で非常にゆったりと過ごせた。

 帰国の一週間前にラマダーンが始まったが、ラマダーン中、1泊2日でアレキサンドリア(カイロ市内から電車で2時間半)に行った。地中海に面した街はとても爽やかで外国人もカイロと比べ比較的に多く、街並みも石畳でヨーロッパのようだ。街の中を路面電車が通っているのだが、路面電車の動く音や光景が鹿児島を思い出させた(実家の鹿児島は近所に路面電車が動いている)。試しにアレキサンドリアでも路面電車に乗ってみた。地元の人や他の観光客は「路面はのろのろ動くからイラつく」と言っていた。しかし、鹿児島で慣れていたため特に何も感じなかった。むしろ懐かしさの方があった。路面電車を利用し、カアトベイの要塞、ポンペイの柱そして、モンタザ宮殿を観光した。徒歩では、ホテルの近くにアレキサンドリア図書館、グレコローマン博物館にローマ円形競技場があり、1泊2日をフルに活用した。アレキサンドリアはエジプト最後の王朝であるプトレマイオス王朝があった都で、プトレマイオス王朝の遺跡、ローマ支配下時代にグレコローマンの貴重な遺跡や、発掘品があり、古代エジプト時代ほど古くはないがとても興味深い。

 街が西洋的なこともあってか、ラマダーンも今までカイロで見て来たよりも、違ったイスラミックなオリエンタル感と西洋のテイストが混じったような不思議な世界観を醸し出していて、観光以外にも夜はラマダーンの世界を楽しみ満喫出来た。

 今回過ごした1ヶ月半は、旅行会社が一番滞在に薦めないと言っている、6月、7月、8月と大変暑い中で、途中体調を崩したりしながらの滞在だった。しかし、将来に繋がる大きな一歩を踏めたと私は思っている。次回のエジプトに行くのは半年後ぐらいになるだろう。帰国前には、前回お世話になった、インサーフ女史にもお会いすることも出来て嬉しかった。帰国後も、体験留学で掴んだチャンスを無駄にしないように、一歩一歩頑張って行きたい。